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2025年4月の同朋の会

 これまで「慶讃法要」について幾度となく色々な角度からお話がありました。今回は東京教区に於ける慶讃法要を目前にして、もう一度その持つ意味を確認しました。慶讃法要の慶讃とは、文字通り慶び讃える事です。何を慶び讃えるのでしょうか。私にまで教えを届けて下さった親鸞聖人のご誕生と浄土真宗の立教開宗をです。

 慶讃法要お待ち受け大会で池田勇諦師は「慶は教え、恩徳に出遇えた慶びであり、讃はこの慶びを伝える責任である。そして慶讃法要が聖人と私の1対1の関係においてでなくてはならない」と仰いました。教えに出遇えたなら、私にまで教えを届けて下さった方々のご恩を感じることができ、教えに出遇えた慶びを自分一人にとどめられない、伝えざるを得ない。師主知識の恩徳も骨を砕きても謝すべし。これが慶讃法要に込められた願いであり、この法要が私自身を問う勝縁になることが願われています。この事を確認しつつ、慶讃法要に
参拝させて頂こうと思います。


(筆・釋尼育英)