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2026年2月の同朋の会

 来月お彼岸を迎えるに当たり、その意味を考えました。太陽が真西に沈む日を中央に置いてその前後3日間ずつ、計7日間をお彼岸、浄土の期間と言います。彼岸は極楽であり、浄土であり、比べることの無い、好き嫌いや上下のない世界です。それに対して私達のいる此岸は穢土であり地獄であり、分け隔てて好き嫌いをし、上下関係のある、傷つけ合う世界です。私達はそれぞれ価値観、思いがあり、またすぐ比較をします。それにより、分け隔てるし好き嫌いも生じるのです。


「凡夫というは 無明煩悩われらがみにみちみちて、欲もおおく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおおく、ひまなくして臨終の一念にいたるまでとどまらず、きえず、たえずと、」(一念多念文意)


 せめて年2回ある彼岸の期間に分け隔ての無い浄土を考えましょう。ご本尊に手を合わせましょう。
      

筆・坊守 釈尼育英