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10月の同朋の会

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今月からは、『仏事ひとくちメモ 通夜・葬儀編』を読みはじめました。
それにあたって、今回の同朋の会では、あらためて住職から真宗の仏事についてのお話がありました。

仏事は、真宗の宗風・教えのこころから出てきたものであり、
過去から伝えられ、そして未来に伝えていくものです。
文字や知識だけでは伝わりにくい、生活のなかに根づいていた作法やかたちを、
忘れずに保っていく。その機会として、仏事をもう一度とらえなおしていきたいものです。

いつのまにか違ったかたちで解釈されていることも多い仏事のあれこれを、
真宗門徒としてもう一度ていねいにとらえなおしていきたいと思いました。

さて、来月11月3日はいよいよ今年の報恩講です。
本日の同朋の会でも、報恩講の際のお勤め『真四句目下』のCDを聞きながら唱えました。
あらためて別項で詳細をお伝えしますが、一年に一度のもっとも大切な仏事である報恩講に、
ぜひ西福寺までご参詣、ご参加ください。
お待ちしております。
(M)

秋のお彼岸

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9月20日から26日は秋のお彼岸です。
お彼岸は、亡き方々を偲びつつ、仏の教えにふれ、あらためてわが身の生活をふりかえる大切な時です。
ぜひ、家族揃ってお参りしましょう。
(M)

9月の同朋の会

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今日は9月の同朋の会でした。
読み進めてきた『仏事ひとくちメモ』も今回で最終回、
お内仏の話から、真宗門徒の生活へと住職のお話が進みます。

日々の生活のなかで、つい不安から逃れたい、安心したい、と願ってしまう、
そしてその為の努力をしてしまうのが私たちの性(さが)です。
病気よりも健康、老化よりも若さ、貧乏よりも富を求めてしまうのですね。

しかしその思いが実らない場合には、
不安で落ち着かない心を自分だけで受け止められないのもまた私たちです。
思い通りにならない自分を、そのまま"身の事実"として受け止めるための教え、
その教えを頂き、導かれていくことが真宗仏教である —
というお話につながっていきました。

教えに導かれ、教えとともに歩いて行く。
それは一番身近なかたちでは、日々お内仏の前に座り、
手を合わせて南無阿弥陀仏とお念仏をとなえることです。
その体勢をきっちり整えるという意味で、
いま一度皆さんもご自宅のお内仏を見直してみてはいかがでしょうか?

次回の同朋の会は10月17日(土)14時~ の開催です。
そしてその前に、来週9月20日(日)からは秋のお彼岸です。
みなさまのお越しをお待ちしております!

8月の同朋の会

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今日は8月の同朋の会でした。
まだまだ残暑の厳しい一日でした。

引き続き『仏事ひとくちメモ』を読み進めました。

真宗の仏壇=お内仏に必要な仏具についてのお話しを聞きました。
(写真左から)生花をいける花瓶(かひん)、お線香を置く香炉、
ローソクをたてる燭台、この欠かせない三つを「三具足(みつぐそく)」と言います。

三具足が揃うことで、命を表現する生花を備え、ローソクの光でご本尊を照らし、
お線香の香りで浄土を感じることができます。
たとえば花瓶にお花をお供えすることも、亡き人の死後の幸せを願うものではなく、
あくまで今お念仏をとなえる私たちの方に向かっているものであるー
日常的なお花ひとつとっても、真宗の教えに通じる意味があるのだなと感じました。

次回の同朋の会は9月12日(土)14時~ の開催です。
みなさまのお越しをお待ちしております!