久しぶりということもあり、真宗大谷派の宗旨、教えを改めて確認しました。
真宗は南無阿弥陀仏に生きる仏道です。南無阿弥陀仏は念仏のことです。阿弥陀仏に南無する、つまり阿弥陀仏に帰依する言(ことば)であります。
念仏を称えることで、阿弥陀仏によって、真実の世界に導くと約束されております。そして念仏はそのおはたらきと同時に、身の事実、この身が生きている世界の様相を気付かせて下さいます。
阿弥陀の別の言い方は、無量光、無量寿です。無量とは量る必要の無いという意味です。比べる必要の無いということです。
大悲から阿弥陀如来が苦しみ傷つけあう我々を哀愍して垂れたお念仏は一切衆生、生きとし生きるものを取りこぼさず、例外なくお救い下さり、相対的なあり方、生き方で苦しむ私たちを照らしてくださるのです。
(筆 ・ 釈裕香)