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2018年8月25日同朋の会

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太陽が容赦なく照り付けて34°Cを超える暑さの中、西福寺へお越しくださいました。
今回は、京都で学ばれている住職の息子さん次期18代目住職(予定)も参加され、ご住職さん、坊守さんを含め12名での開催でした。

*次期18代住職のお話:
今年の京都はとても暑く39~40°C、まるで蒸し風呂、そして豪雨で鴨川も大荒れし、これからの気候をどう受け止めて生活してゆけば良いのかと?お話しされました。

*話題
1.同朋新聞(8月号) 4ページ「現在を生きる」*添付参照
「逆縁の光」:
逆縁とは「自分に都合の悪い出来事が、わが身のあり方を照らし大切なことに気づかせてくれるご縁となるということ」。この方は「いつも悪いことはみな、他人のせいにしている自分に気づかされた」。また、以前は自分は、自分の力でいきている、何でも自分の思うようにできると思っていた」とも。

2.同朋新聞 9ページコラム「ミカタがカワル」(面白い)*添付参照
「善人は暗い顔をしている。悪人は明るい顔をしている」
世間の意見とは何か違うと感じるが。
「歎異抄第三章」に同様な事が記述されている。

3.この場合の「善人」とは:
自分の中にある定規は正しいものと思ってしまう人。相手が間違っているとしか言えなくなる。
人間が暗くなってしまう。自信があるのでなんでも自力で、と思ってしまう。
このことに気づいた人が「悪人」

4.自分は悪人であると気づき、頭が下がった瞬間に「浄土」が開かれる。教えを素直に頂き、道、方向が定まれる迷うことなく成仏できる。
「逆縁」が届いているのに気づかないから善人のまま。

5.「自力」に限界があるから「他力」でというのではない。「自力」は「他力」の枠の中にある。

次回、同朋の会は9月8日土曜日14:00より
「善人」「悪人」及び「自力」他力」について再度お話しします。

皆様のご参加お待ちしております。参加費無料。
楽しく会話しましょう。

(記 釈和敬)

2018年7月21日同朋の会

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今年のお盆は、日差しが特に強い中のお墓参り。
7月の同朋の会当日も日蔭を探しながらお寺にやってきました。
そんな中、9名の方が参加下さいました。

1.東本願寺出版発行「お盆」

①10ページ:「天動説」から「地動説」、物の見方たが百八十度変わった。人類の認識を変える大発見。仏様と私達の関係。
苦しんで、不足して困っていて、恨みに思っているのは亡き方ではなく、実は私達。仏さまが私に尊い願いをかけ、案じてくださっている。
という事をお盆(「盂蘭盆」意味は「倒懸」)は教えてくれている。

②8ページ:藤川幸之助詩「母の遺言」 
・・・「この私自身が母の遺言」で終わる詩、考えさせられる。全ての人に当てはまるので。

2.「苦悩」、「煩悩」 の悩みとは。
思い通りにいかなかったり、反対の事がおこることから悩みが生まれる。昔は悩んでいたが、今は乗り越えられることも有る。

3.「真宗の仏事」38ページ
「おわたまし」(語渡座)本尊をお受けし、新たな聞峰法の生活がはじまるおめでたい法要

次回 同朋の会は8月25日土曜日14:00から
皆様のお越しをお待ち申しております。

(記 釈和敬)

2018年6月16日 同朋の会

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梅雨の中休み、寒く感じられる日でしたが、14名の方が参加して下さいました。

1、本堂では正信偈の後、「歎異抄」の中では一番長文の第十三章弥陀の本願不思議に~~
    本願ぼこり~~記憶に残る章を皆で読みました。

2、1階に戻り、黒い表紙の本「真宗の仏事」

 ① 31ページ お脇掛。       
   高僧の絵像の場合の配置は、中央に本尊、向かって右側に親鸞聖人、左側に蓮如上人。
   お二人は内向き、中央の本尊を見るように座る。

 ② 南無阿弥陀仏:阿弥陀仏を拠りどころとして敬い信じて従う。読み方はあえて言えば、      「南無」で区切り「阿弥陀仏」続く。

  * 本当は「働き」なので、実態は無いが、皆が受け止め易いように阿弥陀様がいらしゃる        という表現を使っている。

  * 自分の思いで阿弥陀様を信じようではなく、信じて従う他はないと気づかされる。
   (自分で選んだ場合、都合が悪くなったら、他のものに代わる可能性があるので。)

  *「南無せよ」「帰命せよ」は、阿弥陀仏からの呼びかけを聞く事。思い上がった自分に
   気づき、頭が下がり、我が身の事実に経ち返らされること。

 ③ 36ページ 三折本尊 実物紹介説明 
                     *写真参照

3.その後「最近の気になった事」について話会い。

4.次回 同朋の会は、7月21日午後2時より。
初めての方も是非ご参加下さい。

5.お盆の協力者当番を決めました。
  7月13、14、15日の3日間はお盆です
  皆様のお参りお待ちしております。
  墓参の際は是非、お声掛け下さい。

(記 釈和敬)

2018年5月19日 同朋の会

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今回は「真実」と「方便」についての話を聞きました。

歎異抄の後序に、「ただ念仏のみぞまことにておわします」という一文があります。
それを単純に読むと、「なるほど、南無阿弥陀仏のお念仏だけが『真実』なんだなあ」と、わかったような気がします。しかし、真実というものは具体的に「ある」ものでなく、凡夫である我々に「わかる」ものではない。そのとらえどころのない「真実」が、私たちにもわかるような具体的なはたらき、手立てとしてあらわれることを、仏教では「方便」と言う、とのことでした。よく言われる「うそも方便」とは、すこし違う感覚のように思いました。

じつはこの日の会の冒頭、私たちもよく知っている門徒仲間の訃報を住職より聞きました。
私も偶然10日ほど前に電話で話をしていたところだったので、「まさか元気だったあの人が」「信じられない」という気持ちで呆然としました。まさか、でも同時に間違いのない事実である身近な人の死。
どうにも納得できないような気分と同時に、自分の身のはかなさも少しリアルに感じられたようにも思います。忘れられない一日となりました。

◾️

6月6日恒例の文京シビックホールでの東京教区主催の「2018親鸞聖人につどう同朋大会」が開催されます。西福寺門徒も参加しますので、ご興味お持ちの方はお問い合わせください。

次回の同朋の会は、6月16日土曜日午後2時からです。どうぞお気軽にご参加ください。

(釈正裕)